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どうも

どうも。
北の海の魔女ばっかり更新されてますね。これしか挙げてねーんじゃねぇかって思ってる方もいらっしゃる……かな?
読んでいただけるならどちらでもいいんですけどね。
「作品説明 第二弾」をupしました。あんまり参考にならないですね。だって今までのコピペですから。
読者の方(いると仮定して)にネタバレがないよう、ネタバレがないよう慎重に慎重を重ねると説明で何も書けないんですよ。悲しい事に。
プロット全部書いてやろうか!!……とは思ってませんよ。私はまだ正気です。

あと、昨日「毎日上げるつもりです」などとのたまった「北の海の魔女」をいつもどおり深夜二時過ぎにupするつもりがコタツの魔法にかかって朝まで時間を飛ばされました。
キングクリムゾン!!
……大丈夫です。正気です、多分。



追記:なお、「星空文庫」にも掲載し始めました。
リンク貼っときます。読みやすさで考えてください。

作品説明 第二弾

・「さまよう羊のように」
気晴らしに親友の住む国に海外旅行してきた男ココはマフィアに追われる少女を無意識に助けてしまう。
ココと少女は無事に逃げ切れるのだろうか?その代償は?
<登場人物>
 ココ
親友の住む国を訪ねたら途中で女の子拾っちゃってえらいことに……。という事態に陥る男。ちなみに「ココ」は
あだ名。 
 ナッツ
ココの親友。ちょっとキザで兄貴肌。「ナッツ」はあだ名。
 
 フォン
マフィアに追いかけられてココに拾われた女の子。8歳くらい。

 イプ 
ナッツの友人でココ達の世話をしてくれる。一目で善人と判断される得な顔。
 
 シャーミラ
ナッツの妻。良妻で度胸も据わってる。
 
 テト 
ナッツとシャーミラの娘。2歳。



・「女神テミスの天秤」
普通の大学二回生の関静(せき・しずか)は空手サークルに所属している友達のちょっと少ない、片思いをしている女子。そんな彼女の下宿の部屋に突然男が現れた。その二十代の男・時瀬渡(ときせ・わたる)は未来から家出してきた魔法使いで、おまけに静の家に住み着くと宣言する始末。
この物語はそんな静の片思いをサポートしたり茶々を入れたりな渡と真面目で短期で振り回されがちな静と友人たちの一年間を描く。
*戦闘シーンはほぼないです。というかやる予定ないです。
<登場人物>
関静(せき・しずか)
普通の大学に通い、空手サークルに所属する、現在片思い中の長身長髪短気の女子である。現在二回生。
六月のある日、下宿の自室に突如として未来人魔法使いが出現したことで彼女の普通のキャンパスライフは崩壊した……。

 時瀬渡(ときせ・わたる)
未来から来た魔法使い。色々とワケのわからんことを言って静の部屋に半ば強制的に同居する。その代償として炊事掃除家事全般(ついでにバイト)することになった万能人。

矢部優(やべ・まさる)
静の片思いの相手。色々な意味で大物。

梔隆(くちなし・たかし)
渡のバイト先の先輩。渡と友達になる。

・「夢幻」
「夢幻」
命の恩人である少女のために生きる少年と病にかかった少女を愛する少年、二人を主人公とする話。

<登場人物>
*まだ誰の名前も出してないので書けません

・「北の海の魔女」
魔女にさらわれた妹を兄がさがしに行くお話。
*きちんとした名前を与えるのは必要に迫られた場合だけにするつもりなので以下の書き方に気を付けてください。
<登場人物>
 おとこのこ・兄・男の子
仲良く暮らしていた兄妹の兄。さらわれた妹を探しに行く。

 おんなのこ・妹
兄と仲良く暮らしていた妹。魔女にさらわれる。

 (盲目の)オオカミ
事故で目の見えなくなったオオカミ。

 シカの長・老いたシカ
あるシカの群れの長。

 

北の海の魔女 5.0

***

森の中をあるいてすぐに男の子はシカのむれを見つけました

「こんにちは」
男の子はむれに声をかけました

「おや、こんにちは。なにかごようかな?」
むれの長らしき一頭が男の子にたずねます

「じつは崖のところに動けなくなったオオカミがいるのです。彼のためにだれか食べられてはくれませんか?」

シカのむれはざわつきました。ただ長だけが男の子の目をじいっと見ていました

「なんだと!お前、わたしたちをばかにしているのか!そんなことするわけないだろ!」
「お前が食べられればいいだろう!」

むれの中の何匹かが声をあららげます

「わしが行こう」
そういったのは長でした

「そんな、長よ。やめてください」
「そうです。わざわざ食べられるひつようなどありません。オオカミなど死なせてやればよいのです」

「しずまりなさい。わしはこの子の目が気に入った。この子をこうさせる気にさせたオオカミにもあいたくなった。どうせもう永くないのだ、かまうまい」
そう長がいうとむれのあちこちからうめきごえが上がりました

長はかなしむ仲間にはかまわずにある一頭にはなしかけました
「今このときより長はお前だ。覚悟はできておるな?」
「はい」

新たな長となった一頭はなみだをながしながら、仲間たちにいいます
「みんな、長のわがままを聞いてやってほしい。みんなでおくりだそうじゃないか」

そういって新たな長はまえへ進み出て男の子にこうべをたれました
「たのみます」

***

北の海の魔女 4.0

***

おとこのこが王様のいる町を目指して森の中を歩いていると、崖の下に一匹のオオカミがうずくまっていました

「どうしたんだい?」
おとこのこはオオカミに聞きました

「シカを追いかけていたら崖から落ちてしまったのさ。目をケガしてね。エサを食べてないからもう動けない。いまは死ぬのをまっているのだよ」
とオオカミは言いました

見ればその目には大きな傷があり、もうこのオオカミの目が回復することは無い、ということがすぐにわかりました

「どうにかならないのかい?」
「どうにもならないよ。目が見えないし、走れない。それとも君が私のエサになってくれるのかな?」
そうオオカミは言ってにやりと笑いました

「それはできないね。ぼくにはやることがあるから。これから王様のいる町に行くんだよ」
「王都へ?なら早く行きなさい。私にかまう必要はない」

オオカミはどこか満足したように寝そべりました

「ううん、エサをもってくるよ」

オオカミはおどろいてかおを上げました

「どうして私のためにそこまでするんだい?私を助けるということはほかのだれかをころすということだよ?」
「わかっているよ。ぼくはあなたを助けたくなった。それだけだよ」
そういうと男の子は再び森の中へ入っていきました

***

北の海の魔女 3.0


***

「ねえ、きみは『北の海の魔女』ってしらない?」
「しらないよ」
おとこのこに質問された狐は首を振りました


「ねえ、きみは『北の海の魔女』ってしらない?」
「しらないよ」
おとこのこに質問された小鳥は首を振りました

おとこのこはあと何回かこの質問をつづけましたが誰も魔女のことを知りませんでした

「ねえ、きみは『北の海の魔女』ってしらない?」
道にひょっこり顔を出したもぐらに聞いたときのことです

「しらないけど、王様のいる町なら知っている人がいるかもしれないよ」
「そうなのかい?ありがとう!」

おとこのこは王様のいる町へむかいました

***

北の海の魔女 2.0


「ほんとうにいくのかい?」
「よしなさい」
「魔女は大人でもどうにもならないんだよ。ましてや子供が・・・・・・」

「ううん。行く。もう決めたから」
村の人たちがみんなで止めても男の子は行くと言って聞きませんでした。

「わかった。ではこのナイフをもっていきなさい。役に立つ」
村長が一本のナイフをもってきました

「ありがとう。必ず妹を連れて帰ってくるよ」

村人に見送られながらおとこのこは村をでました

童話あげました

タイトルどおりです。童話あげました。
暇つぶしっちゃあ、暇つぶしですね。これは毎日upするかも。
今日はそれだけ。じゃーねー!

北の海の魔女

あるところに男の子とその妹が住んでいました

二人には両親がいませんでしたが二人で仲良くなんとか暮らしていました

食べ物の無い日には隣のおばさんに、

薪の無い日には、向かいのおじさんに頼みに行きました


ある寒い冬の日のことです

どんどん、どんどん

家の戸をたたく音がします

薪を燃やして暖炉の近くであたたまっていた兄妹は突然の来客に驚きました

男の子が戸をあけるとおばあさんが立っていました

なんとなく異様なかんじのするおばあさんです
黒くて汚いローブに黒いとんがり帽をかぶっています

「なにかごようですか?」
男の子がきくと、

「そのこをおくれ」
とおばあさんは暖炉のそばの妹を指さしていいました

男の子はびっくりしすぎて声が出ませんでした

「文句はないようだね、もらっていくよ!」
とおばあさんが叫ぶとものすごい風がふいて男の子を吹き飛ばしてしまいました

「おにいちゃん、おにいちゃん!」
妹が叫んでいます
男の子は風が強くて動けません

「あははははは!この子はこの『北の海の魔女』がもらっていくよ!」
魔女はそう叫ぶと出ていきました

ようやく男の子が動けるようになったときもう魔女の姿は影も形もありませんでした

***

お知らせ

前に「女神テミスの天秤 6.0」は一つの区切りをつけると言いましたが、6.0を書いた結果、区切りはつきませんでした。次の7.0を待っていてください。
ちなみに次にあげるのは「夢幻2.0」です。その次は「さまよう羊のように5.0」でその次にようやく挙げます。

女神テミスの天秤 6.0

今日は日曜日だ。渡は静との無言の朝食を食べ終わり、食器を洗いながら今日は家でじっとしていようか出かけようか考えていた。
すると静が突然居間とキッチンのある廊下のドアをばん、と開けて、
「出かける」
そう怒った顔でわずかな荷物を持って言い放った。渡の方をわざと見ないように玄関のドアを見て言った感じだ。宣言を終えると同時にずんずんと玄関へ向かう。
「おい、待てよ、出かけるって・・・・・・」
静は渡の言葉を断ち切るように玄関のドアを勢いよく閉めた。ドアをゆっくり閉める緩衝装置ごと。
「はあ、勝手な奴・・・・・・」
そうつぶやきながらも渡は自分の責任を少なからず感じていた。

***

静は家を出て渡がいなくなってもまだずんずんがんがん歩いていった。まるで道行く人に「私、怒ってます」と宣伝して回りたいかのようだった。
静は今、両脇に六月の桜の木が何本も植わっている古いきれいな通りを歩いている。すぐ近くには小川が流れている。水がさらさら流れる音がする。実は近くに「かえる池」と呼ばれる池があって季節になるとそこで蛙が鳴くのだが、風流でも何でもなくがあがあとうるさいだけなので近隣の住民にはその辺りはすこぶる評判が悪い。
まあ、蛙のうるさくなく鳴く季節でない今はただの単なる散歩コースである。

ところでそんな散歩コースで怒りをまき散らしている静はというと、本人にも自分が一体どうして怒っているのかよくわからなかった。明確な理由が分からなかった。怒りたいから怒っている、みたいな感じだろうか。
彼女の心の中を推測してみよう。
矢部君のことが好き、でも告白なんてできない。そんな意気地なしの自分がイヤ。それとあの図々しい居候が嫌い。あたしを助けるとか言って肝心なところで役に立たない。サークルが苦痛になってきた。練習が緩い。なのに金がかかる。一年たってもサークル仲間の中で浮いている、阻害されて陰口を言われている。それを知っている。
親が仕送りしてくれていることを考えるとすぐにも辞めたい。
文章にしてしまえばこのような悩みがいっしょくたになって、ぐちゃぐちゃに混ざりあって静の頭の中で渦を巻いているのだ。無意識な悩みが入り乱れたカオスな竜巻が静の心の中で暴れていた。

結果、静は無性に腹が立って渡に八つ当たりしたし、今も鼻息荒く、足音激しく、鬼も尻尾巻いて逃げ出すような形相で猛進しているのだ。
当然彼女に特に目指すところなど無いが、その散歩道は「もみじ山」へと続く道だった。別に散歩のために作られたわけではない。
静は歩き続けている。もちろんもみじ山に行きたいわけではない。ただ歩きたかったのだ。歩いて、足音を出しまくって、怒りも一緒に出したかったのかもしれない。頭を冷やそうと、ひょっとしたら、していたのかもしれない。

***

渡はイスに座ってぼうっとしていた。午前中は洗濯、トイレ掃除、昼食作りでつぶれた。昼食を食べ終えて今は一時くらいである。昼食の時に見ていたチャンネルをかけたままで、今は何やら芸人がまくし立てている番組を見ている。
しかし、渡がその番組を見ていたのかはよく分からない。
視線は一点を見つめたまま動かず、スタジオが爆笑に包まれてもつられてにやりともしない。普段は面白くもないところでよくつられているのに。

そのまま彼は長いこと動かなかったが、二時になり番組が変わったときにようやくほんの少し我に返り、テレビを消した。
そして、首を傾げた。
「あいつは何してるんだ・・・・・・?」
渡には人のいる位置が分かる、ということを覚えているだろうか。時々渡はほとんど無意識に知人の場所を探る。ふと匂いを嗅いだり、耳を澄ませるのと同じようなことだ。
それで静のいるところを「視た」ところ、かなり遠い所にいた。しかも全く周りに人がいない。
渡はすぐにパソコンを開き、地図を出した。感覚的な位置と方向を照らし合わせて、どうも静はなんとかという山だか森だかのまっただ中にいるらしいということがわかった。
「・・・・・・これは大丈夫なのか?」
「視る」かぎり静はほとんど動いていない。まさか迷ったのだろうか。
「まさかな・・・・・・」
しかし渡はパソコンを終了し、部屋の中をぐるぐると歩き回った。

助けに行くべきか?そんな質問が渡の頭の中に浮かぶ。
そうかもしれない。でも違うかもしれない。静はただ大自然に癒しを求めに行っただけで、今もそのリラクゼーションなるものの真っ最中かもしれない。「助けに行け」ば逆に嫌がられるだろう。
だがしかし、ひょっとしたら本当に迷っているのかも・・・・・・。

などとループ思考に陥った渡はずっと部屋をぐるぐる、ぐるぐる周り続けていた。

***

静は迷っていた。

散歩道をしばらく歩いているとちょっと勾配がきつくなってきた辺りでその道が「もみじ山」行きだと知ったのだが、意味不明に切れていた静は散歩を続行。もみじ山登頂を目指して登り始めた。
一時間ほど登った辺りだろうか、突然目の前に「危険・立ち入り禁止」の看板と注意書きがぶら下がったロープが道を遮るように張ってあった。
注意書きの方をよく読むと「この先は崖などが多く足場が不安定であり一般の方の進入は固くお断りしています。この先での事故等の責任は一切負いかねます」という内容の文章があった。
ちなみに山頂はそのずっと上。気持ちのいいくらいにまだまだだ。

この頃には静の頭も大分冷えていた。さすがに一時間歩いただけはあった。
しかし、頭が冷えても静は静である。元来の性格が登山程度で変わるはずもない。
静の目的は「登頂」。その言葉に二言は無い。無いったら無い。
静はよいしょ、と言いつつロープをくぐってまだ続いている山道を登り始めた。
この時点で十一時半くらい。

三十分後。静は無事に登頂を果たした。途中で確かに滑りやすかったり、狭い道もあったが静にとっては特に問題なく登って来れた。年輩の方や子供には厳しいかもしれないわね、と静は登っている途中でちらりと思った。
眼下には自分の住んでいる町、隣町、そのまた隣町、川、山、大学、・・・・・・まあ、そんな感じの色々なものが見えた。静は、日の出を見に来るのもいいかもね、と思ったがそこまでして見るほどでもないか、とここまでの労力を考えてすぐに打ち消した。

頂上にいたのは数分。とりあえず携帯で町を見下ろした写真を撮って下山を始めた。
山は下りの方が危ない、その言葉は静もよく知っていたため、彼女は実に慎重に道なりに下りていった。足下に意識を集中させ決して滑らないよう、滑っても大丈夫なように歩を進めていった。

異変に最初に気づいたのは下山後二十分。ふと顔を上げると全く見覚えのない所だった。静の顔が、さあっと蒼くなった。迷ったのかもしれない、そんな考えが頭をよぎった。
しかし、
「気のせいよ。たぶん・・・・・・」
と根拠のないことを言って自分を励まそうとした。だが、自分の声が思ったより震えていることを知って一層怖くなった。
「そう、携帯・・・・・・」
ふと携帯の地図とかGPSとかを思い出して藁をもすがる思いで携帯を開く。
圏外だった。
GPSもダメだった。
おまけに電池がもうすぐ無くなりそうだった。圏外だから減りが早かった。
「・・・・・・っ!・・・・・・下りればふもとにつくわよね」
そもそも迷っていないのかもしれない。行きと帰りで向きが違うから違う道に見えただけかもしれない。
そう思うと静の気はいくらか楽になった。そう思いたかっただけかもしれない。

さらに二十分後。事態は更に深刻になっていた。ふもとへ行くと言ってもそもそもが登山を禁止している道だ。当然ほとんどけもの道のような所もいくつかあった。おまけに下りたいのに道が「上り」になることも割とあった。
そうなると静の焦りは相当なものだった。下りたいのに上らなければならない。その葛藤はかなりのもので途中で何度か引き返して下り直したりした。
何度目かの引き返しの時にふと気づいた。
引き返す前の道がわからない。
元々の道がわかっていた今までは、まあ最悪の場合は頂上まで引き返すことができた。
しかし、その頂上への道さえ見失った今、それは不可能となった。

この時に静は完全に「迷った」のである。