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詰みかけのゲームみたいな世界に迷い込んで1-14

†††1-14

「言ってねえよ・・・・・・!」
言いながら俺はふらりと立ち上がろうとするが少女が更に一撃を食らわせる。
手に杖を持っている。それで殴ったのか。さすがにただの木の棒だけあってかなり痛い。
「・・・・・・!」
俺は杖にしがみついた。少女がふりほどこうとするが俺も離さない。むしろ俺の方が力は強いので杖を奪えそうだった。
杖を奪ってしまえばこっちのもんだ、とぐいっと引っ張った。
すぽん、という抜けた手応えはあった。
しかし、手に何も残っていない。というか少女も消えてる。
独り、路地に取り残された格好であぜんとしていると後頭部に衝撃を受けた。
「な、なにぃ・・・・・・!」
次の声を聞かずとも犯人は明らかだった。
「だから甘いってのよ」

†††
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