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詰みかけのゲームみたいな世界に迷い込んで 2-8

†††2-8

「都に行くわよ、覚悟はいいかしら?」
「覚悟って・・・・・・。都はどんだけ危険なんだよ・・・・・・」
「生き馬も目を抜かれるようなところよ」
「じゃあ、キティは全身を持って行かれるな」
<都怖いよー!助けてミリア!>
「かわいそうに。誰にいじめられたの?」
<ジョン>
「まあひどい!私が今からやっつけてあげるわね!」
「ひどいのはお前たちだ・・・・・・」
俺は昨日買ったマントを羽織りながら言った。
「・・・・・・改めて聞くわ。準備はいい?」
「俺には何の荷物もない」
<僕もオッケー!>
「じゃあ、行くわよ!」
そう言うとミリアは右手に持った杖を上から下に切りおろした。
ミリアが切った空間に裂け目ができる。まるでファスナーを開けているようだ。
そしてその向こうはこことは違う所へとつながっている。そりゃもう昨日散々な目にあったから嫌と言うほど知っている。
「行きましょうか」
俺たちはその裂け目をくぐり抜けた。

†††
今日のおまけコーナー!

「ところで宿屋の代金は払ったのか?」
「~♪」
「・・・・・・払えよ!毎日を恐怖と戦いながら必死に生きてる人の宿で無銭飲食すんなよ!」
「うっさいわねえ。あんただけじゃもう帰れないでしょ」
「確信犯め!ごめんなさい宿屋の人!宿代ケチりました!」
俺は遙か彼方の空の下の宿屋の主人に謝った。
「・・・・・・本当は前払いだったりして」
「なんだとー!・・・・・・え、本当はどっちなの・・・・・・?」
「さあーね~」
「答えろよ!」
<仲いいね!>
「うっせえ黒猫!」
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