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詰みかけのゲームみたいな世界に迷い込んで 2-11

†††2-11

「きゃっ」
都の市場をぶらついているとなんか当たった。
ん、と下を見下ろすと髪の白い女の子がうずくまっていた。
白い髪に白いローブ。頭に輪っかがあって翼が生えてたら完全に天使だ。

「君、大丈夫?」
俺が心配して声をかけると、
「あ、歩くときはもっと気をつけて歩いてください・・・・・・」
天使はまだどこか痛むのか、声がいやにぎこちなかった。
「本当に大丈夫・・・・・・?」
「平気です。鳩尾に膝が当たったくらい・・・・・・」
全然大丈夫な事態じゃない。っていうか俺、この子に膝蹴りをかましたのか。
<ジョン!君って奴はいたいけな女の子になんてことを!>
「その言い方おかしくない?」
「・・・・・・?あなたは魔術師なのですか・・・・・・?」
女の子は俺とキティの会話を不思議に思ったようだ。
ん?この子、キティの声が聞こえるのか?
「君こそ魔術師?」
「ええ。私も魔術師です。あなたも?」
「俺はわからないんだよ」
「わからないというと?」
俺はこの世界の人間じゃないんだよ、と言わずにおくかちょっと迷って
結局言うことにした。特に問題は無いだろう。
「俺元々この世界の人間じゃなくて、昨日来たばっかりだから」
「・・・・・・え?」
途端に女の子の顔つきが変わる。
・・・・・・この世界の女の子、皆表情変わりすぎて怖い。

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