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北の海の魔女 69.0

†††69.0

そのまま進軍を続け一時間が経ち、再三に渡るヒゲの確認に私は頑なにGOサインを出し続けた。私が意固地になっていたわけではなく、逆にヒゲと補佐がが意固地になったのである。
私だって魔法使いにしろ、一般兵にしろ、あまりにも敵の姿が見えないので不安だが、かと言って進軍を止めるわけにも行かない。先ほど出した斥候もまだ戻る時間ではない。

そうしてさらに三十分移動した後、補佐官がとんでもないことを報告した。
覗いていた望遠鏡を下ろして彼は一言、
「将軍、関所がもぬけの殻です」
そう言った。

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