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女神テミスの天秤 11-11

†††11-11

「・・・・・・お前、今日はどうするんだ?」
「・・・・・・」
バイトが終わって、アパートへと帰る道すがら、クチナシは渡に質問した。もうすでに辺りは暗くなって電灯が点いている。
問いかけに対して無言のままの渡にクチナシはため息をついた。
「いいよ、今日もウチに泊まれよ」
「・・・・・・すまないな」
クチナシはアパートへ向かって歩きながら黙々と何かを考えている渡の横顔をちらりと見た。
「なあ、お前と、ええと・・・・・・」
「関か?」
「そう、関。お前と関って、付き合ってるのか?」
「・・・・・・付き合ってる、ワケじゃない」
「え?」
渡の言葉にクチナシは驚いたような声を出した。
「じゃあ、お前ら一体どういう・・・・・・」
「言えない」
渡はクチナシの質問を途中で遮った。

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