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北の海の魔女 72

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ここで一旦、アヴィンの関所について少し説明しておこう。
左右に山があり、勾配は割と急である。特に関所に面した部分は崖になっている。側面の山からは弓矢での攻撃はともかく、剣や槍での接近戦は展開できない。
続いて城郭。一見したところただの石積みの建造物であるが、魔障壁としての面も備えている。
魔障壁というのは魔法を防ぐ壁のことであり、魔法使いが特殊な魔法をかけることで作られる。
城壁としては珍しくはないが決して多くはない、そういう代物である。
ちなみに今回のように西の国の軍隊に魔法使い、グルップリーのことだが、がいた場合は長期戦になりやすい。魔法使いは確かに平野における戦闘において非常に有能であるが、他面、攻城戦においても優秀である。
城そのものの破壊が容易なためである。

たとえばグルップリーは『火球』という魔法を使う。これは巨大な火の玉を前方に打ち出す、というシンプルな魔法だが、単純に威力が高い。しかも彼は『火球』を使い慣れているため、連射と正確性がかなりのものである。
故に、もしも東の国の軍隊が西の軍と正面衝突したなら、東の国の軍は最悪の場合全滅していたかもしれないのだ。

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