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詰みゲー!3-7

†††3-7

「そうよ。・・・・・・私はなぜだか魔術が使えない。他の生徒は皆使えるのに・・・・・・」
「無属性魔法も、ですか?」
「そう」
「なるほど・・・・・・」
お嬢様も最初の頃は毎日学校に通っていた。それが半年ほどたった頃からだんだんとサボるようになり、ついにほとんど行かなくなってしまったのだ。
無属性魔法は習わなければ使えない。
しかし、習えば余程のことがない限り使えるようになるのだ。
周りがどんどん魔法が使えるようになっていく中、独りだけ使えないままでいるのは確かに居心地が悪いだろう。

「・・・・・・お嬢様」
私には何も言えなかった。学校に行ってください、と言えなくなった。
言葉に詰まる私の顔を見てお嬢様が微笑む。
「何も言うな。私だってこのままでいいとは思ってはいない。いつかは行かなければならない。・・・・・・だから今日は、行く」
「お嬢様・・・・・・」

再び学校へと歩きだしたお嬢様が私には非常に寂しそうに見えた。

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