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さまよう羊のように 8-1

†††8-1

半年前、ココはフォン達の前から姿を消した。
外国人で目立つ彼がいなければマフィアも彼女たちを見つけることはできないだろう、と思ってのことだった。
実際、その通りに今度はフォン達はマフィアに見つかることなく、町から脱出することができた。

それではココはどうなったのか?
たった一人だけマフィアが彼を探し回っている町に残り、何をしようと言うのか?
答えは簡単、彼はナッツを探していたのだ。

マフィアに追われる人間が逆にマフィアを独りで追い回す、などという芸当が一般人にできるはずもない。
そう、独りでは。

彼が以前、大使館に電話をしたとき(二度目の脱出の直前)、ココはスタッフと相談していた。
その結果、フォン、シャーミラ、テト、イプ、ココの五人ではなく、ココを除いた四人で脱出を試みるべきだ、という結論に至った。
しかし、それではココがあまりに無防備になってしまう。
そこでギャットの登場である。
彼は現役の警察官である。やや素行が悪く、この時期に停職を食らっていた。
以前に大使館と関わって(あまりいいことではない)連絡が取れた彼はこちら側にとって正にうってつけの人物だった、というわけだ。

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