FC2ブログ


北の海の魔女 85

†††85

「じゃあ、彼らもいいのかい?」
少年はホルトゥンに頷いてみせた。
すると三人のいた武器庫がみるみるうちに変化して、宴会場と酔ってぶっ倒れている兵士達が現れた。
「ありがとう。合図通りだね」
「・・・・・・よかったのかい?魔法を解いても」
少年の言葉にホルトゥンがやや不安気な目をした。
「・・・・・・それはこれからわかるさ」
少年は困惑するグルップリーを見て確信を持った声で断言した。

どういうことだ・・・・・・?
俺は魔法使いだから幻覚魔法は見破ることができる。連中の言葉もハッタリだとタカをくくっていた。
俺の感覚では現実と幻覚は二重に視える。手前に幻覚、奥の方に薄く現実、という具合だ。
武器庫に入ったときには確かにここは(現実は)武器庫だった。魔法使いと少年の立ち位置など見えている幻覚との差異があったので、見破ったものと思いこんでいた。
しかし、今は手前も奥も両方とも宴会場が視えている。魔法の使われているようにも視えない(グルップリーは魔法の発動が視界に入っていれば視えるのです。67.0参照)。
つまり、ここ(宴会場)は現実・・・・・・?

†††
関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)