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北の海の魔女 91

†††91

僕は君に付いているからさ~、と棒を振り回していた魔法使いはちょっと声を低くしてこう呟いた。
「・・・・・・君がどんな選択をするのか興味があったからでもあるのさ・・・・・・」
何て言ったの、と尋ねる少年に幻影の魔法使いは笑顔を見せる。
「何でもないよ。そろそろ戻ろうか。きっと彼ももう決心した頃だろうし」


「やっぱり、お前の作戦を先に聞いてからだ。その後で判断する」
「なぜ?」
「説明するまでも無いだろう。こっちは二万人賭けるんだぞ。そのくらいの譲歩はいいだろう」
うーん、と腕組みして少年はうなる。
「それにもし下らない作戦だったら後で寝返ってやる。最初から敵になるより厄介だぞ、これは」
「う、それは困る」
やれやれ、と少年は肩をすくめた。
「わかったよ。説明するよ」

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