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詰みゲー! 3-45

†††3-45

お嬢様が、ばん!と扉を開いたので役人達は一斉に何事かという目をこちらに向けた。
「この町で一番偉いのは誰!?」
「お嬢ちゃん、ここはね・・・・・・」
お嬢様をただの子供だと判断して役人の一人がお嬢様に声をかける。
しかし、残念ながら彼の親切心を受け取ってやる暇は無い。
「いや、違うんだ。本当に重要な案件がある。町長はどこだ?」
親切な役人を手で制しつつ、役人全員に尋ねる。
「あの・・・・・・町長は今、私用でいません」
女性の役人が奥からおずおずと発言する。
それに対してお嬢様がすかさず問いを投げ返した。
「じゃあ、二番目に偉いのは!?」
「え?ええと、そうね・・・・・・副町長なら奥の部屋に・・・・・・」
「呼んでくれ!・・・・・・いや、部屋に案内してくれ」
私は話す内容のことを考えて、あまり聞かれない方がいいと考え直した。
「はい・・・・・・、こちらです」
役人の一人がやって来て奥へと案内してくれた。
「申し訳ありませんが私も同席させていただきます。まあ、形式的なものですのでご容赦を」
私たちが副町長を襲うかもしれない、という配慮だろうか。
「ええ、問題ありません」
「ありがとうございます。・・・・・・こちらです」
役人は一つの戸をノックし、失礼します、と断って先に入るよう促した。

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