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詰みゲー! 4-8.5

†††4-8.5

ジョンは電車に乗っていた。周りの景色は田んぼとかがある田舎の風景、だったかもしれない。雲は無かった気がする。とにかく景色は全体的に赤みがかっていた。
その列車はジョンは乗ったことのない個室のあるタイプだった。およそ八人乗りの部屋に、ジョンは一人で座っていて、窓際で肘をついてつまらなそうに景色を眺めていた。
やがて、その個室に新しい客が入ってきた。どんな連中かはよくわからなかったが、ジョンと知り合いのようだった。何か話をした気がする。
かなり長い間、話をしていると客の一人が席を立った。それを見てジョンはなぜかついていきたくなって、席を立って追いかけた。
しかし、個室を出たときにはすでにそいつの姿は見えなくなっていた。
というか、個室を出たときに列車の中じゃなくなった気もする。波止場、だろうか?
残りの客もついてきて、ジョンに文句を言った気がしたが、ジョンはかまわずに目に付いた灯台を目指した。
いつの間にか夜になって、くるくると明かりを海にまき散らしている灯台をジョンがよじ登っていく。実際にはどうか知らないが、灯台についた梯子を上っていった。
てっぺんにつくと、仮面を付けた奴が一人いて、こちらに背を向けていた。後ろからは仮面は見えないはずだったが、なぜかつけているのがわかった。
そいつは背を向けたままで仮面を取るとその場に崩れ落ちるように倒れた。すると女がどこからか一人現れてクスクス笑いながら何か細長くて黄色い何かをジョンに手渡した。彼女は暗がりにいて顔は全く見えなかった。

ジョンがそいつの顔をよく見よう近寄ったところで、目が覚めた。

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