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北の海の魔女 107

†††107
「それでその竜の鱗にはどんな作用があるんだ?」
「少なく ともありとあらゆる魔法を防ぐ効果があるみたいだ」
「ありとあらゆる魔法を・・・・・・?」
「そう。鱗を持っている人間は僕の幻術も効かないし、攻撃魔法も鱗で受け止めればかき消えてしまう」
「でたらめな性能だな」
「だろ?」
しかし、グルップリーはだが、と付け加える。
「数は多くない。多くても十二だろ?他は無防備だ」
「そう。だから門を開けさせるくらいは容易いよ」
「ほーお、そりゃあ頼もしい!ところで我々はこんなところでじっとしてていいのだろうか?」
「まだいいと思うよ。『盾』を使って攻撃してきたって・・・・・・」
ホルトゥンはそこで左の方に目をやり、あ、と言って口をぽかんと開けました。グルップリーが疑問に思ってその視線の先を追うと、馬に乗った武将が猛スピードで向かってきているのが見えた。
「い!?」
「見落としてた・・・・・・。単純に『盾』を持って殺しにくる場合。どうしようかな・・・・・・」
「どうするんだ?」
「まあ、相手の出方を見よう。ただの使いかもしれない」
「いきなり斬られたりして」
「・・・・・・大丈夫だよ、たぶん」

†††

次回更新は4月15日です。お楽しみに!
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