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北の海の魔女 17.0

†††17.0

何を作ればよいかわからなかったので女の子はとりあえず、ありあわせの食材からベーコン、目玉焼き、サラダ、オレンジのジュースを作りました。
それらを作っている途中で掃除を終えたらしいアリスが戻ってきました。しかし手伝おうとはせず、ただ横で女の子の手元を、
「はあ~」
「へえ~」
「うわ~、すごい!」
などと言って目を輝かせているだけでした。

アリスはなに一つ手を出さなかったのですが、女の子はアリスがあまりに感心しているのでとても気をよくしました。

そうこうしているうちに料理は終わり、お皿に入れようとしたときです。女の子がお皿を三セットずつ取るのを見てアリスは、
「これはあたしたちの分じゃないのよ」
と言いました。

「え、どういうこと?」
女の子は聞き返しました。

「さっき言ったでしょ。これはあたしたちの分じゃないの、魔女の分よ」
「じゃあ、わたしたちの分は?」
「こっちよ」
アリスは女の子を手招きして別の部屋に案内しました。

†††
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