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北の海の魔女 26.0

†††26.0

「僕からあなたに三つほどお願いがあります」
少年は男を半ば引きずるようにしながら少し強ばった声で言います。
「いや、君・・・・・・」
男が反対しようとしますが、それを遮るように少年は言います。
「一つ目はあなたはあの町の貴族であるように振る舞うこと。二つ目は僕をあなたの従者として扱うこと。三つ目はあなたは一刻も早く町に行かねばならない用があるような態度をすること」
男は流れるようにそう言った少年の顔を信じられない、とでもいうように見ました。
「あとは流れで。僕に合わせてください」
少年は男の顔を見てにこっと笑いました。
「大丈夫です。うまくいきます」

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