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北の海の魔女28.0

†††28.0

「ほぉう」
リーダーの目が意地悪くほんの少し細くなる。見ているものが気づかない程度にほんの少し。

王様に聞かせる程の極秘事項を、言えない、と断ったのはいい。しかし直後にたかが従者の子供の命がかかった程度のことで弱みを見せるのはおよそ臣下の行為ではない。
そのことをリーダーもわかっている。
だから、このままでは男は『臣下』ではなくなる。
二人とも殺されてしまう。

「・・・・・・その子が極秘事項を知っているんだ。殺されては困る」
男が言った。この道があったか、と少年は少しほっとした。
「どんな?」
しかし、リーダーがなおも問いかける。
「言えない」
「言わないと殺す」
「言えないと言っている」
男はなおもしぶった
「今、言わなければ王様に拝謁賜ることなくここで死ぬぜ?」
男がうっとつまる。
今だ、と少年は思った。
「旦那様・・・・・・」
『旦那様』が『従者』を見やった。

「わかった。少しならいいだろう」

†††
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コメント

こんばんは。

おおっ、更新されていたのですね。気が付きませんでした……。
差し出がましいようですが、一番上の記事、固定でしたら何か注釈を書かれた方が良いかもしれません……!

いやあ、良いですね。続きが凄く気になります。
こういう、続きを想像させるような、何か大きなカードが隠されているような文章を書けるのって、尊敬します。
リーダーと少年、切れ者同士の対決?
男の正体もまだ出ていませんし、これからどうなるのか楽しみにさせていただきますね!!

Re: タイトルなし

ご指摘ありがとうございます。とってもありがたいです。
注釈って、ここは固定記事ですよ、ってやつですか?
トップ記事にちょっと変更を加えました。まだ悪かったら言って下さい。

どこで切るかずっと考えてたらああいう風になりましたよ。参考までに。
ではではー。

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