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北の海の魔女 35.0

†††35.0

「よし、逃げるぞ。支度しろお前ら!」
「ど、どうして逃げるんですかい、お頭」
部下の一人が質問する。
「考えて見ろ。こうやって金が手には入ったってことはさっきの男の言葉が本当だってこった。ということはじきに西の国とこの国の戦争が始まる。こんなおっかねえ国に長居するこたあねえ。わかったらさっさと準備しろ、お前たち!」
おー、と盗賊たちが一致団結の雄叫びを上げ、少年がどーしよっかなー、と心の中で頭をぽりぽりとかいていたそのとき、誰かが背後から少年の肩をちょんちょん、とつついた。
「助けに来たよ」
そう言ったのは『旦那様』を送った三人の盗賊の部下の一人だった。

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